【5月24日】月と金星の満ち欠け　-海中道路-

月と金星の満ち欠け

〜夜明けに寄り添う ふたつ星〜

細い月がいる星空をもっとも楽しむには、
明け方の空に、惑星が輝くタイミングが
最高と言われています。

明け方の空は、淡い青色やピンク、
紫が入り混じる。
ただぼ～っと過ごすだけでも、
幻想的な時間がながれていく。

そんなクレパスが
溶け出したかのような空に、
美しいふたつの星が
寄り添いきらめく。

ぴかぴかの金星は、明けの明星のあだ名に
ふさわしい輝き。
昔々からずっと、美の女神ヴィーナスが
宿るといわれてきた薄明の宝石。

やさしく照らす月は、いつも見ている月とは
ちがった魅力を醸しだす。
月の女神アルテミスのように麗しくも、
ふんわりと包み込むような月光。

ふたつの星がより添って輝く、
珍しいタイミング。

望遠鏡をとおして、たのしみたいのは
月と金星の満ち欠け

月の満ち欠けをみれば、
目と望遠鏡で異なる美しさが堪能できる。

金星の満ち欠けは、肉眼だと見分けるのが
むずかしいけれど、
望遠鏡でみると、ため息がもれる美しさ。

星々の神秘を知ることができる。

ふたつの星が寄り添いきらめく、
夜明けのひととき。
満ちて欠けていく星は、
まるで空に溶けだすかのよう。